開業医で同種の仕事をする医師は必ず似たような問題・疑問に突き当たることと思います。
しかし、それをオープンにディスカッションできる機会は大学病院や関連病院ほど頻繁にはありません。
開業医の医師が悩むテーマは大きな病院の医師が悩むテーマと微妙に種類が異なります。
開業医が抱えるテーマは、大病院の先生には「たいしたテーマではない」と断定されがち。
でも、そういう先生方が「重要である」と判断してくださらない限り、個々の開業医のテーマは永遠に日の目を見ることなく、アンダーグラウンドの世界に漂ってしまいます。
私のしている治療の中で、この1,2年の中で見えてきた「未討論だけどほんとは大きな問題」「ぜひ討論のテーブルに上がってほしい問題」がいくつかあります。
「汗管腫」、「レーザー後再発ほくろ」などが代表的。
前者はこのブログでも何度か取り上げましたが、後者の問題もなかなか根深い。
「再発ほくろ問題」は、ここ20年ほど、レーザーにかかわる多くの医師が遭遇するにも関わらず、真剣にディスカッションされていなかった問題です。
「何度も炭酸ガスレーザーを照射したけど、再発してしまいます」「担当の先生に10回ぐらい照射が必要といわれました。」
このようにおっしゃる患者さんがいかに多いことか。
このような状況をどうやって解決すればよいのか・・
時折ちらっと取り上げらることはあっても、それがテーマになることはあまりなく、、
割とよくあることなのに未解決な問題の一つです。