皮膚の歳時記

世田谷区の皮膚形成外科、千歳台きたのクリニックです。季節の変化と皮膚の健康の関係は切っても切り離せません。季節ごとの皮膚のお話をちょっとずつお伝えします。
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医師のブログについて
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    あけましておめでとうございます。 
    キンと冷たい空気で今年の幕が開けました。

    気が付いたら前回のブログを書いたのは8月。
    いったん更新から遠ざかると、とことん遠ざかってしまう自分のズボラさに情けなくなってしまいます。
    きちんと定期的に書き込みしている人は、本当にすごい!!

    夫と一緒に診察をはじめて半年以上たちました。
    大病院しか知らなかった彼のスタートはかなりぎこちなかったのですが(本人はそうは思っていない?)
    最近ようやく、小さいクリニックの医療に慣れてきました。
    初めは、当院のような小さなクリニックで、夫婦二人で働くのには無理がある、と思っていたのですが、
    最近は難しい疾患の患者さんを一緒に診ることができる、治療方法をディスカッションできるなど、
    小さいスペースならではの利点が勝ることに気づきました。
    しかも、2馬力で診ていると、患者さんをお待たせする時間が半分になります(まだ半分ではありませんが)。
    私にとっても、診察時間がゆったりと取れるので心の余裕が出てきました。

    さて、昨年は、私がブログで書いた汗管腫の記事を読んで、多くの汗管腫の患者さんにご来院いただきました。

    ここで、決して自慢でなく、発言させていただくのですが、
    結果として、私のクリニックには日本でも「有数の」「汗管腫情報」が集まってしまったのではないかと感じています。

    決してそのように意図したわけではないのですが、
    「ネットで意見・考えを述べる」「共感してくださる患者さんが来院してくださる」「(割と珍しい)疾患の患者さんが集まった結果、他施設と比べて情報量が半端でなくなる」

    この流れを振り返って、自分なりに考えさせられるものがありました。
    以前は特殊な疾患の情報が集まるのは主に大学病院などの大病院であり、その疾患に関する重要な事柄を世の中に発表する場は「学会」あるいは「論文」でした。
    情報は医師から医師へ流れ、そして患者さんにたどり着きます。

    しかし、ネットの時代では、ある種の重要な情報は「学会」「論文」の経路を取らず、ダイレクトに患者さんに届くことが少なからずあるのでは、と考えるようになりました。

    私のクリニックでおこっていることは以下のようなことです。
    さすがに多くの汗管腫患者さんがご来院されると、中には「あれ?」「おや?」「これは・・・」と、
    たぶんほかの医者があまり気づいていない問題点が見えてきます。
    こういう問題点は、昔の自分だったら、「これは学会発表しなければ」と考えていたのですが、

    最近の私は、患者さんに伝達するのが最終目標ならば、そのような面倒な経路を取らず、ブログなどで伝えればそれでいいんじゃないか・・・
    と、つい、考えてしまいます。

    しかし、これも良い面と悪い面があります(次回に続きます)。
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