新しい「中型巣」を入れてから、2,3日。
二羽は元通りの仲よしこよしに戻りました。
はるちゃんを帰宅させるのに苦労することもなくなりました、
でも、以前に比べて、なっちゃんの「巣」での滞在時間が圧倒的に長くなりました。
気がつくと、紙切り細工もしなくなっていました。
放鳥時間になると、はるちゃんはパーっと出てくるのに、はるちゃんは巣にこもっています。
たまに出てきても、以前のように二羽で仲良く行動しません。
そして、なっちゃんは、気に入った毛布の上で自慰行為をはじめてしまったのです。
羽を膨らませて、毛布のはしをくわえて、耐えるような表情でおしりをスリスリと・・・
あーなんか見てられない##
はるちゃんは、陶酔するなっちゃんを「なにやっとんの」ちゅう表情でスルーして、自分の好きな遊びをしています。
うーん、クールなはるちゃん。この2羽、オス同士かメス同士なんだろうな・・・
なっちゃん、ばかでかいウンチをするので、巣の中はさぞかし不潔になっているだろう・・・
と思って巣を覗いてみると、
なんと、巣の中には一つもウンチが落ちていません。
あんなに滞在時間が長いのに・・・
これには感心してしまいました。
鳥とは、ところ構わずウンチをするものだと思っていました。
巣の中、放鳥中の部屋の中はもちろん、自分の餌箱や飲み水の中にもウンチをしてしまいます。
なのに、巣には全くしないとは・・・自然に備わっている清潔感に脱帽です。
(「立つ鳥跡を濁さず」といいますが、実は鳥は自分の巣を濁さないものなんですね。)
昨日、なっちゃんが巣の奥でじーっ、とこもって出てこないので、おかしいなあと思って、隙を見て覗き込むと、かわいい卵が一つ。
そういうことだったんだ・・・・
いま、なっちゃんのお尻は再び膨らみ、2個目の卵を産む準備にはいっています。
これが、二人の愛の結実である有精卵なのか、なっちゃんが勝手に発情したために生まれた無性卵なのかは、一週間ほどしないと分かりません。
なっちゃんが女の子だということは判明しましたが、はるちゃんが男か女かは、まだわかっていません。
今まであまり夫婦らしい行動がなかったので、なっちゃんの勝手な発情の結果かもしれません。
面白いことに、初産の当日は白けた顔で外遊びしていたはるちゃんが、二日目には「お父さん」の顔になっていたのです。
なっちゃんが奥で抱卵する間、はるちゃんは、巣の入り口で見張っています。
なっちゃんがストレス解消におもちゃと戯れる間、はるちゃんは必ず代わりに巣に入って、番犬のように顔を外に出して見張るようになりました。
もしも卵が有精卵なら、お父さんとして自然な行動なのでしょう。
そうでなく、なっちゃんの勝手な発情で生まれた卵ならば、そんな卵のために一生懸命になってるはるちゃんは、結構なお人よし・・・ではなく、お鳥よしですよねえ。
もう少し様子をみることにしましょう。

初産の日の朝。携帯をむけると警戒して羽を膨らませるなっちゃん。なっちゃんにもたれかかって外をのぞき見るはるちゃん。